111127 四国ツアー in 与島

11月の終り、間もなく師走という時期に、
うどん県へ行ってきました。
炭水化物ラバーには堪らん国ではるものの、
朝からうどんを満喫すると、
さすがに夕刻にはもう帰ろうかなって気分になります。
これが滅多に来れない旅ならともかく、うどん県は隣の県で、
橋を渡ればすぐに辿りつくとあっては、
朝から5軒ほど巡ったら、
なんだかもう十分な気分になるってもんです
そんなこんなで16時くらいには帰路についたんですよ。





時刻は夕刻。
瀬戸大橋を渡る途中、見かけた素敵な景色に、
「ちょっくら与島PAに寄っていくか」
ってな話の流れになりました。





ちょうど瀬戸大橋の真ん中にある与島。
橋にある唯一のパーキングエリアということもあり、
なかなか賑わっている場所です。
で、そこでハタッと思い出したわけです。
「そーいえば、この島にはフィッシャーマンズワーフってな施設があったような」
時間は16時半。
17時までだったらアウトだろうけれど、
18時までだったら間に合うかな。
腹パンパンやし、ちょっと歩きたい気分だったしちょうどええわ。
そんなこんなで歩き出したわけです。


売店やら食堂のある与島プラザなる建物の裏道を岡山方面へ歩く。
起伏あり、階段あり、
途中、どんな関係なのか邪推してしまうよう年齢差男女ペアーとすれ違い、
本当にこの道を通行していいのかな?
そんな気分になりながらも歩く。





ループした道をけっこう間近に見れるので、
でっかい建造物が好きな人にはオススメです。
街の高速でも見れるかもしれんけどね。
そこからさらに階段を上り、下り





この小さなトンネルが与島西側への通路です。
以前、ここまで来たことはあるのだけれど、
この先へは行っていなかったんよな。
夜中やったし。
夜中のこの近辺はまさに肝試し。
その時間帯にこのトンネルを超えれる男に・・・なりたくはない。


今回は、まだ夕刻だったのでトンネルを抜ける。
その先に見えたフィッシャーマンズワーフは暗かった・・・
わずかに明かりが見えるものの、営業している雰囲気はない。
ってかあまりに寂れた雰囲気に、
これは写真を撮ってはいけないのではと思わされた。
実際、このあたりで写真は撮らなかった。
帰って調べてみたら、この次の週半ばで営業を中断したらしい。
今、思えば営業中(?)のフィッシャーマンズワーフの写真を撮るチャンスだったんよな。
でも、この時は撮れんかった。
建物の規模に対する人気のなさが気持ち悪くて。。。
ヘタレだわ。。。





とりあえず、島西部で初めに撮った写真。
原付に乗ったおばあちゃんとすれ違ったので、
ようやく安心し始めたのさ。
ばあちゃんノーヘルだった気もするけど、きっと気のせいさ。
オレらを安心させてくれたばぁちゃんがそんなことするはずがない。





昼であればのどかな風景であるはずが、
夕闇迫る時刻だったこともあり、
ちょっとしたホラーな香りが。
島のどこからでも見えるであろう瀬戸大橋とのギャップに、
余計に感覚が狂う。





民家の間を抜け、島の南端にたどり着く。
ここで第2の島人発見。
釣りしてはった。
この港の西へ向かえば、
鍋島灯台があることを知ったのは家に帰った後の話。





港に居はった石像さん。
お地蔵さんかと思ったら、違うみたい。
お賽銭奉納して、両手を合わせる。
神様がおったらとりあえず両手を合わせる。
これは幼い頃からばーちゃんに教わってきたことで、
クセになってしまってる。





集落へ戻る道。
人の気配はすれど、人が出てくることもない。
島の高い位置にある体育館のような建物も気になりつつ、
何とも不思議な空間を歩く。





以前、使用していたであろう井戸の跡があちこちに見られた。
ってことは今は水道なのかな?
それとも水を本州か四国から送っている?





そしてゴール。
橋の南側のトンネルを抜け、与島東サイドへ。
こちらのトンネルも以前、確認していたので、
大体の場所を把握できていたのがよかった。
していなかったら、不安でこのトンネルを見つけることはできなかったろうから。





見上げた橋は大きい。
この下で生活するというのはどんな感じなんだろう。
そう思わずにいられないほど、
この橋は大きすぎる。





夜の帳が下り始めた与島プラザを見ながら、
悲しい気分になるのを止めることができなかった。
次はお昼にこの島を訪れよう。
そう決めた。


島の西側と東側を繋ぐトンネルは本当に小さなもので、
方向感覚に自信がない人にはオススメできません。