屋久島旅行記 3日目  名残惜しくも本土へ編

起床は昨日より30分ほど早い4時。
起きようとした瞬間から襲ってくる筋肉痛。
寝返りうったら痛みで目が覚めた、丸亀ハーフマラソンに参加したときよりはマシか。
痛いことは痛いけれど、なんとか活動できそう。
こんなに早朝に起きたのは、フェリーが出る安房までの交通手段がバスしかないから。
もちろんタクシーという手段もあるにはあるけれど、出来る部分は節約したい。
まだまだ貧乏旅行が似合う年頃です。


帰りのフェリーは時間を選ぶことができた。
けれど、ぜひ行きたい場所が1つあったので 朝一のフェリーで屋久島を出ることに決めたのだ。
名残惜しさは…正直あるな。
まだ行きたいところや、もう1度行きたいところがあった。
しばらくたっても来たいと思えるのであれば、
また屋久島に来よう。



屋久島から本土に帰る一番早いフェリーは7時発。
席の引き換えが6時からで、バスが到着する時刻は5時半。
それ以降のバスは8時台までない。
交通の便は極めて悪い。
レンタカーの乗り捨てがベストだったんだろうな。
5時半に到着したフェリーターミナルはまだ開いていなかった。
6時にオープンして1本目が出発した7:10に再度閉まる。
実に合理的なシステム。
でも、これが冬だったら暴れてるな。





ターミナルが閉まっていたおかげで綺麗な朝焼けが見れた。
おそらくターミナルが開いていたなら、寝不足のオレらは中のベンチで眠っていただろう。
閉まっていたおかげで出会えた朝焼け。
ここまで見事な朝焼けを見たのは何年ぶりだろう。
大学時代にアメリカで見たものが最後か?
そんな感動に浸っている自分のそばでは島のおじさんおばさん達が釣りに勤しんでいた。
この人たちにとってこの光景はありふれたものなんだろう。
朝焼けに感動できる自分が幸せなのか、
この光景を普通のものと感じる彼らが幸せなのか。
その答えはまだ出せそうにない。




6時ジャストに開いたフェリーターミナル。
とりあえず発券してもらい、ぐったりと座りこむ。
スケジュール的にはあまり余裕のない旅だったし、
これからも体力が必要なので回復するチャンスは逃せない。
行きの席は最前列でちょっと外が見にくかったので少し後ろに移動。
でもよく考えると、こちらは屋久島よりでなかったんだよな。
1つ賢くなった。
次、来るときは行きはC列、帰りはA列だ。






フェリーの時間が近づいたところで、
最後の買い物タイム。
それほど大きな売店ではないけど、一応のぞきたい。
ここで買ったのは屋久島クリアファイルと三岳ストラップ。
そしてタンカンジュース。
昨日、飲もうとして買い忘れたんだよな。
1つ未練を断ち切った。
甘みと酸味のバランスがいいジュースやね。
次はたんかん自体を食べてみたいな。



フェリーは行き同様、よく眠った。
そして種子島で目が覚めた。
種子島も行きたい場所なんだよな。
次回は種子島屋久島かと思えるくらい行きたい。
理系人間としてやっぱり宇宙関係には興味がある。
宇宙とスピリチュアル。
遠いようですごく近い。
自分のなかで矛盾なく共存している。