110530のつぶやき

出会ってから6年。
どんな出会い方をして、
どうやって親しくなっていったのか。
覚えていそうでなかなか覚えていないものだったりします。
ただ気が付いた時には
そばにいる人だったりしました。
一緒に楽しいことも辛いことも経験しました。
互いのすべてを好きだというわけではないのだけれど、
それを上まわる好きという感情がありました。
大切な人なんだ。
分かっているつもりでした。


そばからいなくなってしまった瞬間、
理解しているつもりだけれど、
実感がともないませんでした。
悲しみはゆっくりと、ゆっくりと訪れました。
これまで生きてきた中で、
これほど大きな悲しみは数えるほどしか経験したことがありませんでした。
痛みはともなわないはずなのに、
痛みに近いものを感じました。
自分のなかの大切なものを失ってしまった。
それは自分を構成する一部であったのかもしれません。


あの日から1年。
痛みは和らいだようでいて、不意に襲い掛かってきます。
同じように幸せだった記憶は、力を与えてくれます。
きっと悲しみと喜びの大きさは等しいのだろう。
感情の振れ幅はプラスとマイナスが等しいのだろう。
そんな風に思える今日この頃です。


FINAL DISTANCE

FINAL DISTANCE