Bon Jovi 『These Days』

中学生の頃、どちらかといえば洋楽が好きでした。
同級生と話を合わせる程度の知識は持っていたけれど、
明らかに偏った音楽嗜好だったとあの頃の自分を振り返ります。
その根底に「人と一緒はなんかイヤだ」といった
思春期特有のものがあったのかもしれません。
そういった意味で、
洋楽も流行のものはあまり聞かない傾向にありました。
だから、ちょうどベストが出たくらいの時期、
Bon Joviもほとんど聞かなかったんですね。
それでなくてもラジオでガンガン流されてたしね。


記憶が確かではないのだけれど、
ベストの直後に『These Days』は発売された気がします。
Bon Joviを猛烈にプッシュする友達から、
借りた要因の1つにベストの入ってた曲『Always』が無視するのが難しいくらい名曲だったってのは間違いなくあります。

『always』を知るまで、Bon Jovi = えらくでかい音を鳴らすバンドってイメージだったんです。
それがこんな繊細なメロディーを書くんだ。
気付いていながら、素直になれない時代でした。


友達から借りた『These Days』。
悔しい事に無茶苦茶良かったです。
ノリと勢いだけで作ったものとは明らかに異なる内容。
地味と言えば地味かもしれないけれど、明らかに『Always』の次を目指していることが分かり、
あんな名曲作ったのにそれ以上を目指すのか!!
と中学生には少々、衝撃的でした。
前半5曲の聞きやすいにも関わらず濃い曲郡。
中盤以降のサイケデリックな別の意味での濃さ。
そして全体的にいえる退廃感。
ガッツリ心を持っていかれて、
借りた次の日、友達に返して自分で買ったさ。
じっくり歌詞を読みたかったしね。
借りたにも関わらず、自分で購入したアルバムはこれが始めてかな。
今でも大事な1枚だから、買った意味は十分あったな。
そんな1枚です。


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こいつは歌詞を見るべき曲が多いよ。