101118のつぶやき

久しぶりに電車に乗った。
「停車前に揺れますのでご注意ください」
そんなアナウンスが入り、
ああ、線路の状況が良くないのか。親切だな。
一人得心していたら、
次の駅に停まる前にも同じ放送が入る。
その次もそう。そのまた次もそう。
各駅ごとに言っている。


放送するのが決まりなのかな。
停車の際に揺れるのは当たり前なのに、
それを毎回言う必要はあるのかな。
初めて聞いた放送に感心したのは、
「ああ、親切だな。特に揺れるところなんだ」
と思ったからであって、
毎回言うのはなんだか違う気がする。
日本の鉄道は世界でも有数の素晴らしい交通手段と言われているけど、
その上で更に上を目指しているのであれば、
このやりかたは間違っている気がする。
過剰な親切は余計なお世話だ。


実際、何度も放送を聞かされているうち、
客として馬鹿にされている気すらしてきた。
他の人がどう感じているのか聞いてみたいくらいだ。
同様に、この頃、この国には過剰なサービスが多い気がする。
お客様は神様です。
その言葉の弊害なのかなぁ。
お客様はお馬鹿様です。
そんな精神に基づいたサービスはいらない。