101117のつぶやき
何となく日々、文章を書き殴っているけれど、
今の自分がこんなことをしているなんて、
子どもの頃の自分が知ったら驚くんだろうな。
小学生、中学生時分、とにかく書くことが嫌だった。
作文、日記、感想文もう嫌で嫌で仕方なかった。
お世辞にも上品な環境で育ったとはいえないので、
今、思えば、あれは道徳教育の一環だったのだろう。
本を読むことは好きだったのに、書くことは嫌い。
自分の書いた文章を見られることや
それを評価されることが腑に落ちなかった。
とにかく嫌だった記憶が強く残っている。
本心を書かず、適当に茶を濁すような文章でやり過ごしてきた。
我ながらイヤな奴だ。
それでも文章を書くことを覚えたのは
あの強制的に書かされる苦痛の時間のおかげだろう。
学校で文章を書くことに出会った。
家や地域だけではそんなに頻繁には出会うことはなかっただろう。
そういう意味で学校は出会いをたくさん与えてくれる場所だった。
学校以外にも出会う場所はたくさんあるけれど、
「嫌だぁー」と叫んでも次々に出会わされる。
濃縮された出会いを用意された場所だった。
社会に出ることで
出会うものよりたくさんのモノに出会える場所だった。
学校の勉強は役に立たないっていうけれど、
学校で出会い身につけた力があるから、そう思うんだ。
人生に影響を与えてくれるような先生には
小学校・中学校では出会わなかった。
でも、生きていくための出会いを与えてくれていたんだな。
そんなことをふいに思った眠れない夜だった。
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