110122のつぶやき

H-IIBロケット2号機(こうのとり)の打ち上げが成功しました。
初号機の打ち上げが2009年ということなので、3年ぶりの打ち上げです。
どこかの政治家や党が予算を削ろうとするなか、
今回の成功は良いニュースであり、これをきっかけに良い方向に転じればいいなぁ。
理系畑出身としてはそう思わずにいられません。


ネットの発達のおかげで、今回、リアルタイムで打ち上げを見ました。
まぁ、見ましたと言っても、パソコンのモニターからなんだけど。
打ち上げ予定時間が2011年1月22日14時37分57秒。
秒まで決められているのは、各国間の取り決めやら、
地球の位置や宇宙ステーションの位置など、
たくさんの要因があるんだろうなぁ。
そんなことを想像するのが楽しい。
関係者からすれば、一大プロジェクトなのだから、
そんな余裕はないだろうけれど、
関係のない、でも興味があるぼくらは楽しめるのです。
関係者になってみたいけれど、なれていない今だからこそできる楽しみ。
これから先も、関係者になる予定なんかはないんだけど、
一度は打ち上げの瞬間、種子島にいたいな。


だいたい14時くらいから現地の映像を見ていて、
入ってくる情報やアナウンスの声から感じられる緊張が、
画面のこちら側にも伝わってきました。
宇宙にロケットを飛ばすこと自体、昔から行われていることだから、
ロケットなんて簡単だ。
そんな風に考えてはいけない。
日々進歩する技術を詰め込みさらに進化を続けるロケット。
まだ完成を見ないこれには多くの人の努力が積み込まれている。
実際にどれくらいか。
正直、想像もつきません。
でもって、これまた想像するのもおもしろいのだけれど、
努力が実ればいいのに。
そんな風に応援する気持ちがあれば、
今回の打ち上げを楽しむ資格は十分にあるでしょう。


10分くらい前にロケットから煙が出ました。
そのあたりからテンションが上がり始めます。
そしてカウントダウンが開始。
打ち上げはほぼ定刻に行われたみたいです。
ドキドキする。ツイッターで何度もつぶやく。
ツイッターを介して、顔も知らぬ人たちが応援をつぶやく。
そしてとうとう打ち上げ。
先ほどまで風の音を拾っていたマイクが轟音のみをひろいあげる。
空へまっすぐ飛んでいくロケット。
それを必死で追うカメラ。
ロケットの軌跡にはロケット雲ならぬロケットロード。
無事、飛んだ。
それが分かってもまだ油断はできない。
せめて見えなくなるまでは応援しなければ。
頼まれてもいないけど、勝手に応援。
手に汗握ること10分。
ようやく打ち上げは成功だと思え安心。
いやーよかった。よかった。
自分には関係ないのだけれど、嬉しい。
多分、同じような気持ちの人がたくさんいたんじゃないかな。


宇宙兄弟(1) (モーニング KC)

宇宙兄弟(1) (モーニング KC)

夜に同じ映像を見たけれど、
リアルタイムで見たほどの興奮はないんだよね。不思議。